オツニカ8


グループ展示、しゅうりょう。
まんぞく。

でもまだ、つづく。
から、もっとしたい。



「この写真すきです」


そう言ってくれる人を
もっともっと大事にしたい。


その人の声に耳をそばだてて
その人の目に映るしゃしんを
もっと貪欲にみたい。


「ありがとうございます」
それだけじゃない、けど
「泣きそうです(嬉しくて)」
なんか変だし。(事実だけど)


褒められるのはうれしい。
なのに
褒められることを予想して撮ったしゃしんじゃないから
褒めてもらえるとどうしたらいいのか分からなくなる


他者が映ってると
「わたしもこのしゃしん好きです」とか
ぺロりと言えるけど。


わたしがただ撮った
変わり映えのしない日々は
しゃしんを褒められたというよりは
きっとその人のこころのなかにある何かと
「共感」してもらえたんだって、思う。


わたしも、「あ、いいな」って思った風景なんです。
そう言えばよかったかな。
けっきょく変な奴かな。


在る、ものを
ただ、撮った
それだけで


今まで知らなかった人が
話しかけてくれる。


関わることのなかったかもしれない人が
わたしのことを知ってくれる。


そこからもしかしたらまた
なにか始まるかもしれない。


それは、わくわくすることだ。
そんなことを高円寺の片隅で思うのだ。



photo:借りもの。当日のふうけい。
シャッター:sayaさん
うつってるひと:mimmyさん