いつだって
簡単に思い出せてしまう。
2007年の日々を。
空気を、天気を、言葉を、温度を。
深く息をすって、
短く吐いた。
うれしいこと
歳を重ねること。
重ねる中で、育んでいくこと。
植物も、人間も、こどもも、自分の心も、育んで入り組んでいく。
かんたんには解けない関係になっていく。
面倒だなっておもうことも、
そこがいいんじゃない。って、みうらじゅん風に。
おめでとうって、心から言えるような関係を築いて行きたい。
というか、そう思える人とだけ、一緒にいたい。
(だめだめネ)
うれしいこと、ひとつ。
大切な友人が入籍したこと。
うれしいこと、もうひとつ。
大切な友人に宿る、ちいさな命。
なんでもしてあげたいのに、なんにもできない、ちんまい私。
手をね、つなぐね。
さみしいときは、いっしょに温かいものをのんで、雨の音を聞こうね。
うれしいときは、薄曇りの空の下、大きな深呼吸をしようね。
おめでと。
ありがと。
本
最近やっと、本を途中で読み辞めるということができるようになった。
A型特有の神経質なこだわりが関係してるのか、今まではどうしても途中で読みやめることができなかったけど、限られた時間の中ですごしているからか、より良いものを日々求めるようになったのかもしれない。
わくわくするもの。
暇さえあれば読みたくなるような、そういう本。
わくわくする類の内容っていうのじゃなくてね。
ぽつりぽつりと日常を過ごすような話がすき。
人に話すほどのことじゃなくて、だから普段話題にも登らないような出来事が、文字になって、感情・状況ごと書かれている。
そうそう、そうなの、あえていう程じゃないんだけど、そういうことってあるよね。そういうふうに思うことってあるよね。そういうこと。
新しい本、借りに行こう。
(すっかり図書館派)
夢
定期的に嫌な夢を見る。
決まって息子が病気になったり、居なくなったりする。
産後初めて見たそういう夢の時、わたしは必死に母親を呼んでいた。
「おかーさん」
「おかーさん」
そして、繰り返し呼ぶうちに気が付くのだ。
私がおかーさんなのだ、と。
私がどうにかするしかないのだ、と。
母は強しと言うけれど、母は強くなるより他ならないの。
ただ、それだけなの。