刻む


ぼくはウォッチ
ぼくはクロック
時を刻む、時計の兄弟
でもなんだかさいきん
不眠症なんだよ
時を早めて、朝にしちゃおう


ぐうぜん見た、コジコジで、キャラクターが歌っていた、うた。
ずいぶん昔の話で、コジコジ自体全く見たことないくせに、この歌だけはどうしてか頭にずっと残っていて。

なんだってんだ、一体。

常備菜について


にわかにあちらこちらで見聞きする、「常備菜
本の表紙を見るたび、
掲載された写真を見るたび、
あーすてき。
おいしそう。
と思いはするも、なかなか「じゃぁこれを作ろう」とか
むしろ「やってみよう」とすらも、思えない。なぜ。

これぞ丁寧なくらしを表現するにふさわしいのに。
(と思っているからかもしれない。)


できないから、理由をならべて回避しているのか
単に興味や思考が向かないからなのか
よくわからんちん

うれしいこと


歳を重ねること。
重ねる中で、育んでいくこと。
植物も、人間も、こどもも、自分の心も、育んで入り組んでいく。
かんたんには解けない関係になっていく。

面倒だなっておもうことも、
そこがいいんじゃない。って、みうらじゅん風に。

おめでとうって、心から言えるような関係を築いて行きたい。
というか、そう思える人とだけ、一緒にいたい。
(だめだめネ)


うれしいこと、ひとつ。
大切な友人が入籍したこと。

うれしいこと、もうひとつ。
大切な友人に宿る、ちいさな命。


なんでもしてあげたいのに、なんにもできない、ちんまい私。
手をね、つなぐね。

さみしいときは、いっしょに温かいものをのんで、雨の音を聞こうね。
うれしいときは、薄曇りの空の下、大きな深呼吸をしようね。

おめでと。
ありがと。


最近やっと、本を途中で読み辞めるということができるようになった。
A型特有の神経質なこだわりが関係してるのか、今まではどうしても途中で読みやめることができなかったけど、限られた時間の中ですごしているからか、より良いものを日々求めるようになったのかもしれない。


わくわくするもの。
暇さえあれば読みたくなるような、そういう本。

わくわくする類の内容っていうのじゃなくてね。
ぽつりぽつりと日常を過ごすような話がすき。

人に話すほどのことじゃなくて、だから普段話題にも登らないような出来事が、文字になって、感情・状況ごと書かれている。
そうそう、そうなの、あえていう程じゃないんだけど、そういうことってあるよね。そういうふうに思うことってあるよね。そういうこと。

新しい本、借りに行こう。
(すっかり図書館派)


定期的に嫌な夢を見る。

決まって息子が病気になったり、居なくなったりする。
産後初めて見たそういう夢の時、わたしは必死に母親を呼んでいた。


「おかーさん」
「おかーさん」


そして、繰り返し呼ぶうちに気が付くのだ。


私がおかーさんなのだ、と。
私がどうにかするしかないのだ、と。



母は強しと言うけれど、母は強くなるより他ならないの。
ただ、それだけなの。


背筋を伸ばしたぶんだけ春が近づいて来るような気がして、わたしは背をまるめる。


だいじょうぶ、まだ寒い。
そんな風に確かめるように顔をあげる。


ショートになったり、ボブになったり、セミロングになったりしながらわたしの髪の毛は、それでもまだまだおだんご頭にするにはもう2年くらい必要なんじゃないかなと。


帽子も好きだし、おだんごも好きだよ。けれどもそれらは同時には存在しないのね。