優しさの、しゅるい


読書、再開。
本はいつだってわたしをリフレッシュさせてくれる。
通勤時間と、お昼休みだけでも、休んだ感をたっぷりくれる。
本をもっと、読まないとだめだな、
読んだからといって、なんだってわけではないけれど。
本から得ること、考えること、世界が広がる。
ぶわぶわと。


今回は、
重松清さんの、ポニーテール。


自分がいつかいなくなる事を知っている、優しかった実の母の、笑顔。
大らかで、いつだって楽しい気持ちでいることが好きな、新しい母の、笑顔。

どちらも笑顔だけれども、後者の笑顔がこちらを楽しい気持ちにさせてくれるのに比べて、前者の笑顔はすこしだけ、さみしい気持ちになる、と。

有限だからこその、優しさ。


わたしは、どうだろうか。
どんな笑顔をむけているだろうか。
有限。有限。いつだって、本当にはゆうげんだと、知っている。

無限なんてないじゃないか。

永遠なんてないじゃないか。

明日、もしかしたら、終わってしまうかもしれない。
そんな風に思ってしまっているから、わたしの笑顔は、さみしい気持ちにさせるだろうか。そう思ったら、わたしが、寂しくなってきてしまった。

明日も、あさっても、君と共に生きていたい。