終わってない


こんな風に、敏感に察知したり。
テレビを付けてみたり。
事がすむまで布団の中でジっとしてみたり。


まだまだちっとも終わってなんか無いんだなと実感する。

2020年に向けてあたらしく建て直す建物の財源や動力と
未だ仮設で眠る人たちの為のあたらしい家を建てるそれらとは
別の物なのだろうか。

(それさえ分からないわたしも、てんでダメなやつだね)


体が覚えている。
こころがおぼえている。
どきどき。そわそわ。祈る。
はやくおさまってって。

テレビを付けるのがこわくなる。
恐ろしくて現実味の無いニュースが流れていたらどうしよう。

あのころ頻繁に鳴っていたテレビからの警告音。
携帯電話の警告音。
音感なんてそんなに無いのに、同じ音階の音に反応してしまう。


いつだって今を、大切に生きるしか無いのだ。