1ヵ月


3.11から 1ヶ月




ちょうどの同時刻頃には 胸が息苦しくなった。
胃がふわふわして じょうずに息ができない。




精神的なものと わたしは
じょうずにお付き合いできない





テレビではやっと お葬式が行われていた
合同お別れ会と記されていた。





女の子が 父親とのエピソードを話していた





こころがある程度のところで遮断するように
ふうと息を付いて眺める。





10人いれば 10通りの
100人いれば 100通りの
1000人いれば 1000通りの
話があるんだろう





そして1000話でも足りない







現実のことだけれど
よく理解できない。






1まんにんとは どれほどの人数なんだろうか








ひとつわかったことは
被災経験者や こころに刻まれた出来事は




何月何日の何時何分までしっかりと覚えてしまうってこと
からだごと こころごと





ごとごと まるごと。



ひとごと には まだ出来ない心持ちで 生きてる。






photo:canon EOSkiss5
film:PORTRA400
地元の川から見える夕日