バラ色が 好き。


kizuna311



「今はバラ色が好き」
朗読:松雪泰子
詩:谷川俊太郎






菜の花の小さな黄色が好き
ねころんで見上げる空の青が好き
消えかかる虹の七色を
たしかに見たとおもったときには
どの色も悲しいほどきれいに見えた


でも何故か今はバラ色が好き
明けゆく空のひそやかなときめきが
あなたの胸にあふれてくる そんな色
今はバラ色が好き







「好き」という言葉が美しいと思える詩。




あふれかえっている スキ
簡単にことばにしちゃう すき
love ではなく like な 好き





だから思いを込めるときは「愛しい」と表現していた
けれど





このように発音するなら 
「好き」ということばは 好き。