求、メル。

「下さい」

と、言えない事の方が
ほんとうのところでは哀しいことなのかもしれない






だだ をこねていいのなら


わたしだって たくさん
ほんとうは たくさん こねたい。



でも違うから
そうじゃなくて
わたしがあげたものは
ただあげたものであって
何かが返ってくるから ではないの



おくりものはいつだって 自分のエゴなの



「欲しかったから あげた」なら
あげなきゃよかったのに





義理や礼儀でとりつくろわれた世界なんて

わたしは居たくない



だから思った事しか いわない
思えたことしか いわない


思ってる事を言わない事もあるけれど
言わないなら 一生言わない


口に出すなら本人にいいたいから





すれちがっていく
いつも
些細なことで 人を傷つけてしまう
些細なことで 人を怒らせてしまう


けれど
そうならないように 細心の注意をはらって
怖がってヒトと接して 相手の反応を見て
近づいたり はなれたり して



そういうのはわたし
できないや


今に壊れてしまったのなら
きっといつか壊れてしまうものだった



だからさみしいけれど
追わない 追えない