わたあめ


わたあめみたいにくるくるっと
そしてふわふわっと包んでくれた。


わたしは相変わらずセトモノだけど
わたあめがふわっと接してくれたから
「ケンカ」とか「言い合い」
なんて言われちゃうようなやりとりは
ただの「はなしあい」になった。



メールのやりとりってやっぱり難しい。
返事が返ってこない可能性だってあるし
「文字」だけじゃぁ伝わらない部分もある。


細部の読み取りは不可能なのだ。



それでもわたしはあなたが好きだ。って
すきだからこそ、なんだって。


そう伝えたし、そう思いながらメールした。



きっと彼女がわたあめだったから
ふわって受け入れてくれたんだ。






いつも「おかげさま」なんだ。

そして悪いことはわたしが起こしている。
悲観的でもなくて皮肉でもなくて
ふてくされてるわけでもなくて


誰かとうまく行かなくなる原因は
いつだってわたしが発している。


へんな電波みたいなもの。



思っているからこそ怒る
思っているからこそ怒らない

それでもこの見極めはとてもむずかしい。



願わくば
変な悪い電波よ、わたしから出ないでください。



photo:canon EOS kiss5 荻窪にて
フィルム:Ektar100
いつだってだれかにとって
優しい色味の風景でいたいんだ。